『うまいもの探しの達人』第59回目
山間部にもかなり雪が積もった日(2月2日)に、一面真っ白な銀世界の中で酒造り体験してきました。
愛知県の設楽町に本社がある関谷醸造・ほうらいせん。空(くう)など、予約しないと買えない銘柄もあって人気。その蓬莱泉が平成16年に開設した新しい酒蔵『ほうらいせん吟醸工房』(豊田市 旧稲武町 http://www.houraisen.co.jp/)。
今回ご一緒させてもらったのは、細江町で特別栽培米「細江まいひめ」を生産している米農家のみなさん。もちろん、原料になるお米はみなさんが丹精込めて作られた「まいひめ」。
まいひめは、安心して美味しく食べられる地元のお米として人気。
酒造りの中の仕込みの工程。原料になるお米を削り、厳密な水加減や温度で蒸し上げた蒸し米。熱々のものを手で広げて冷まします。お米を触ると、肌がツヤツヤスベスベに。
天地返しでさらに温度を下げ、最後に仕込み樽に麹や酵母、そして水とともに入れてよくかき混ぜる。
ここからは菌のお仕事。いい仕事をしてくれるように人間がお手伝い。
1ヶ月位かけて発酵が進んだものを搾って清酒と酒粕ができる。さらに火入れをして菌の活動を止めて、安定化させる。すっきりとした淡麗辛口の純米吟醸酒に仕上げてもらうとのこと。
ここ吟醸工房では、申し込めばこの仕込み体験ができ、自分が仕込みに関わったお酒も手に入る。(1日コース10000円・半日コース6000円、体験料+自分で作ったお酒720ml1本)
好みの瓶にオリジナルのラベルを付けたり、持ち込んだお米を仕込んで作ってくれたりと、お酒のオーダーメイドができる。(小仕込み72リットル…15万円~ 720mlで約100本)
お祝い事など人生の節目や記念品などに作ったり、仲間を募って自分たちだけのお酒をカスタムして楽しめちゃうってワクワクしますね。
職人さんから聞くお酒の本当の話も興味津々。最近ブームの酒粕も色々な使い方ができそう。
帰り道は近くのアグリステーションなぐらで美味しい五平餅定食
夜は、昨年仕込んだ純米吟醸酒『細江まいひめ』とともに浜名湖の幸を堪能。
(2018年2月13日 放送)
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