ダンディ☆和田

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『うまいもの探しの達人』第68回目

昨日11月12日は御命講(おめいこう)。日蓮聖人の命日の法要『お会式(おえしき)とともに鬼子母神の大祭が各地で開催。安産や子育(子供の健康)を祈念する日。遠州地域では、磐田見付けの玄妙寺、森町下飯田の本立寺で開催され賑わう。「お命講の寒ざらし」という言葉があるように、この頃から本格的な冬の感じる気候になっていく。遠州の空っ風と言うと厳しい冬の風を象徴していますが、この恩恵で生まれる味覚も色々ある中で、ちょっと注目したいのが…■ ほしいも とにかく冬に美味しい!飽きが来ない素朴な味 さつまいもの品種改良とともに甘さも増している 干し芋は、この遠州・御前崎が発祥だって知ってましたか? 徳川幕府、将軍吉宗の時代に琉球から薩摩に渡り、青木昆陽が全国に広めたとされるさつまいも(日本史の教科書にも載っていましたね)。1766年に御前崎沖で座礁した薩摩藩の船を救った際に、積み荷だったさつまいもが御前崎に伝わり、栽培が広がる。 保存が難しい芋を、乾燥させることを思いついたのが御前崎の栗林正蔵。さらに工夫をする中で煮た芋を干す…今の干し芋の原型を考案。 その後、蒸して干した方が甘みも増して効率がいいことを発想したのが、磐田市大藤村の人。現在はこの蒸し切り干し方式が主流となっている。 さらに、現在は干し芋生産量日本一の茨城県に伝わったのは、御前崎沖で船が遭難して助けられた茨城の人が、御前崎で見た干し芋を見よう見まねで作ったのが始まりらしい。 さつま芋の収穫が終わって、これからからっ風が吹く頃が干し芋づくりのシーズン。 生産者によって個性も違う干しいも。お気に入りを求めて、磐田や御前崎を巡ってみるというのも遠州ならではの楽しみ方。 ちょっと炙って、バターでソテーして、チョコがけにしてなど、工夫して食べるのもあり あるいは、ちょうど今出回っているさつまいもを使って自作にチャレンジしてみる? ※干しいもの生産はこれからなので、代わりに磐田のお菓子屋さんのイモスイーツ持参玉華堂 十三里「九里四里(くりより)うまい十三里」という言葉をそのまま使ったお饅頭さつまいもの形を模した見た目ながら、実はいもを使ったものではないという意外性シナモンが効いていて懐かしモダンな味わい玉華堂 黄金十三里バターと生クリームをたっぷり使った洋菓子仕立てのスイートポテト玉華堂といえば、いまや通販で全国的に人気のプリンやモンブランのお店、洋菓子も実力派又一庵 芋きんつば磐田・見付宿のお菓子として一番人気の又一のきんつば定番の小豆以外にも何種類かバリエーションがある中で芋は秋のみの季節限定品